【魔の2歳児】イヤイヤ期の対処法!『イヤ!』を乗りきる効果的な6つの方法

2歳前後子どもにある『イヤイヤ期』。

『魔の2歳児』とも言われる程ですから、
毎日繰り返されるとママだって心が折れそうになることもありますよね。

保育士   マツバラ イト

何か良い対処法はないかと、眠る子どもの横で
毎晩検索を繰り返しているママも多いのではないでしょうか?

登園前や約束の時間が迫っているような時は
本当につらい・・・。

その悩みを、現役保育士が解決します!

この記事を読んでわかること
  • 子どもの気持ちを解きほぐす寄り添い言葉の具体例
  • こだわっていることから気持ちを逸らす働きかけのコツ
  • 『イヤ!』にあわてない!時間配分とは?
  • ダメ押しのひとワザ

子どもの『イヤ!』が始まると、どうやっても言うことを聞いてくれない・・・。


という悩みの相談を受けるのは、保育士にとっては日常茶飯事です。

保育士が日々実践している方法を使えば、ママのストレスが軽減し、今より少し気軽にお子様との時間を過ごすことができるようになります。

保育士   マツバラ イト

保育士のワザは、実はどれも簡単なものばかりなんですよ!
そのため、1日に何度『イヤ!』に遭遇しても
ノーストレスで子どもに対応できるのです◎


読み終わった後はぜひこの記事の方法でお子さんに声をかけてみてください!
効果を実感できるはず

目次

子どもの気持ちに寄りそう

子どもの『イヤ!』への対応の基本は共感です。

子どもの『こうしたかった』という思いを、お母さんが言葉にして言ってみましょう。
子どもの言葉をそのままオウム返しにするのでもOK!

「まだ遊びたかったんだね」と子どもの気持ちを代弁したり
「〇〇がイヤだったんだね」と共感したりすると、
子どもは驚くほど落ち着くことがあります。

お母さんのからの共感の言葉に「うん」とうなずいてくれたら、
両手をわが子へ伸ばしてみてください。

子どもはお母さんの胸に飛び込んでくるはずです。

ぎゅっと抱きしめ背中を優しくさすりながら、
もう一度「そうだよね、まだ遊びたかったんだよね。」と伝えましょう。

ここまでの流れは何度くり返してもかまいません。

イヤイヤ期の子どもにとって、気持ちのコントロールは脳の発達上とても難しいことです。
共感の言葉を子どもが「うん」と受け入れてくれるまで、優しく話しかけましょう。

そして最後に「そうだよね。わかったよ。」と声をかけましょう
この言葉で終わらせることがポイントです。

保護者の方が自分の気持ちをわかってくれたことで安心し、子どもの気持ちが落ち着きます。
うまくいけばたったこれだけで子どもの気持ちが切り替わることも‼

この方法は、くり返すほど効果的になりますよ!

保育士   マツバラ イト

繰り返すことで効果が高まるのは、
ママが何度も寄りそってくれることで、
子どもの中に安心感が蓄積されるからです。

代替え案をだす

共感しても子どもの気持ちがなかなか切り替わらない時は、代替え案をだしてみましょう。

(代替え案の具体例は下記のルールにそって対応するを参照してください)

まずは上記の共感の流れをひと通りおこない、
その後で子どもにとって魅力的な代替え案を提案します。

ここでポイントになるのが、
お母さんの共感の問いかけに子どもが「うん」とうなずいてから新たな提案をすることです。

子どもが肯定的な言葉を発した後はその前よりも気持ちが落ち着いているので、
代替え案を受け入れてもらいやすくなります。

スケジュールを工夫する

この方法は子どもの『イヤ!』が起こる前に対策をしておく方法です。

例えば、いつも公園から帰る時に子ども『イヤ!』と言い出すのであれば、
帰宅時間をおやつの時間に合わせて外遊びに出かけられるように、スケジュールを調整します。

『イヤ!』が起こると想定できる場合に、あらかじめ対策をしておくのです。

こうすることで、『イヤ!』が始まったとしても、
スムーズに無理のない代替え案を子どもに話すことができます。

この方法の良いところは、同じことを繰り返すことで次の予定に楽しみなことがあると、
子ども自身が予測をもてるようになることです。

公園で遊んだ後が毎回おやつの時間であれば、帰るのが楽しみになりますよね◎
繰り返すことで子どもにとって予測が確信になれば、『イヤ!』のきっかけがひとつ減るかもしれません。

保育士   マツバラ イト

スケジュールを決めておくことで、おやつを与えたくない時間におやつを与えざるを得なくなるのを防ぐことも!

ルールにそって対応する

代替え案をだすという項目で、提案は魅力的なものをと書きましたが、
案はある程度ルールに沿った内容のものにしましょう。

例えば・・・
  • おでかけ前 →お手伝い・ママと競争・持ち物、身に着けるものを選ぶ
  • 公園の後  →おやつ・お散歩・きれいな石、葉を探す
  • 食事の前後 →好きなメニュー・デザート・お手伝い
  • 夕方のぐずり→テレビ・普段出さないおもちゃ
  • 入浴    →浴室用おもちゃ・水分補給・衣類を選ぶ
  • 就寝前   →絵本・寝具の準備

『イヤ!』が起こるたびに毎回子どもの欲するものを与えていては、
『駄々をこねれば思い通りになる』と、子どものわがままにつながってしまいかねません。

お母さんにとっては、スケジュールの工夫同様少し事前の心構えが必要になりますが、
上記のようにある程度決めておけば、迷わずに子どもに代替え案を話すことができます。

時には毅然とした態度で大人がぶれずに伝えることも必要です。

そうすることで、回数を重ねるうちに子どもも『〇〇の後は□□ができる!』と
覚えてくれます。

保育士   マツバラ イト

わが子の子育てでは、
歯磨き前にキシリトールのタブレットを食べさせることも。
先に口にするのでキシリトールの効果はなくなってしまいますが、
あまりこだわらずに利用しましたよ。

この方法の具体的な例は、後日詳しく記事にする予定です。

気持ちをそらす


こだわっていることから気持ちを逸らすよう、
子どもが今主張していることとは全く関係のないことを質問してみるのも効果的です。

気持ちに共感し寄りそい、子どもが少し落ち着いた時にすかさず言葉をかけるのがポイントです。
話の内容は子どもの興味をひくことであれば、なんでも大丈夫!

『そういえば今日のおやつ何が食べたいんだっけ?』
『お誕生日のケーキの上に何がのっていたんだったかな?』
『あ!(窓を指さして)鳥さんだ!スズメさんかな?カラスさんかな?』
『おかあさんね、この指が痛いの。ばんそうこう貼ってくれるかな?』

などなど、どんなことでもよいです。
子どもの意識が『イヤ!』からそれたら、次の行動を促してみましょう。

この方法は、お店で使うにも便利!

『牛乳が欲しいんだけど、どこにあるかな?一緒に探してくれる?』
『あ!(指さして)あっちかな?むこうかな?』

『イヤ!』が起こると厄介な場所ナンバーワンといえそうなお店は、
子どもの興味をそらすための種がいっぱいありますよね!
いろいろ試してみましょう。

子どもが思わず視線を向けるような提案を、興味を引くような声で言うのがコツです。


簡単なお手伝いに誘ってみるのも効果的です。

保育士   マツバラ イト

園では、排泄に来た子に
『この服のこれ(模様を指さして)なぁに?あ!うさぎさん!かわいいね!』のような声かけをよくします。

子どもの表情がパッと明るくなれば大成功‼

排泄後に『〇〇ちゃんのお話できて嬉しかったよ!ありがとう』と話せば、次の排泄を楽しみにしてくれることも

『イヤ!』の発現を先回りして抑えてしまえば、ますます対処がラクになっていきますよ!

スキンシップとありがとうをたっぷり使う

魔の2歳児ともいわれるイヤイヤ期真っ只中の子どもの『イヤ!』を目の当たりにすると、
大人もついイライラしてしまいますし、おおらかに受け止めることが難しくなったりしますよね。

職業が保育の私も、わが子の子育てでは何度もそういう気持ちになったことがあります。
親としてうまくできていないと自己嫌悪に陥り、悪循環を起こすことも。

保育士   マツバラ イト

そういううまくいかない時ほど、
子どもとのスキンシップを取り入れてみてください!


画像のように、ぎゅっと抱きしめるのももちろん素晴らしい方法ですが、
優しく手をにぎったり、なでたりするのも効果があります。

スキンシップには子どもだけでなく、親の側にもメリットの大きい効果があります!


それは親子のスキンシップで、『愛情ホルモン』と呼ばれる『オキシトシン』が、
親と子の双方ともに分泌されるからです。

こオキシトシンは、リラックス効果やストレス軽減、情緒の安定に役立ちます。

そのため、親子のスキンシップを通じて双方の脳内にオキシトシンが分泌され、
母と子に安心感をもたらします。

これにより、子どもはより落ち着いた状態で日常生活を送ることができるようになり、
情緒の安定が図られます。


オキシトシンはお母さんのストレスの軽減にも効果がありますから、
イライラしてしまった時こそこの方法を試してみましょう。

保育士   マツバラ イト

私は子どもをハグする時、いつもわが子のにおいをかぎます
自分の子のぬくもりとかおりって本当に癒されるんですよね!

まとめ:子どもにも自分にも完璧を求めない

イヤイヤ期の子どもは、日々ぐんぐん成長し、自我が芽生え自立心が育っていきます。
その中で挑戦したいことが思った通りにできず、
また、その時の葛藤を上手に表現できないという状況にストレスを感じ、
怒ったり、癇癪を起こしてしまったりします。

これは子どもの成長にとって大切な過程です。

そうはいっても保護者だって人間ですから、イヤイヤ期の大変さに疲れ切ってしまうこともありますよね。
どうしてもうまく対応ができない場合があるのは誰でもあたりまえのことです。

保育士が母業をするときだって、もちろんイライラしちゃうことがあります!

そんな時は子どもの気持ちに寄り添いつつ、お母さんは気も力も適度に抜いて
少しでもラクに育児をすることを考えてみましょう。

周囲の人に相談をしたり協力を得ると良いし、子どもの興味をひくおもちゃの力を借りるのも
良いと思います。

家事を投げ出してしまう日があってもOK!

時短グッズや便利な家電を使ってみたり、
家事の代行や、一時保育・ベビーシッターに頼るのもいいですよね。

外食やお惣菜を楽しみのひとつとして活用するのも!

イヤイヤ期はお母さんだけが頑張るべきものではありません。
子どもと協力して乗り越えていくものです。
いつか絶対に終わりが訪れます。

わが子と共にお母さん自身も大切にしてみてください。

自分自身を労り大切にし、子どもに日々感謝を示し過ごしていくと、
少しラクに子どもと過ごすことができるようになりますよ。

保育士   マツバラ イト

私は完璧主義の自分に厳しいタイプです。
職業柄育児も家事も完璧にしようと無意識に思っていました。

家を毎日ピカピカに磨き上げ、手作り離乳食におやつ、
無添加の食材、こだわりのおもちゃ、ハンドメイドの布小物…。
お祝い事のドレスや浴衣も手作りしました。

それを子どもたちはとてもよろこんでくれましたが、
子どもの心の安定にいちばん効果があったのは、
ソファーでゆっくりハグをしたり、たっぷりおしゃべりの時間を
楽しむことだと実感しています。

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